9月26日(金曜日)に、画家の上田薫さんが亡くなりました。96歳でした。
上田さんの作品は美術の教科書に載ったり、美術館が収蔵(作品を集めて管理すること)したりしています。生卵を描いた作品などが有名です。
上田さんの絵は「スーパーリアリズム」と呼ばれることがあります。「スーパーリアリズム」とは、カメラで撮った写真と間違えてしまうほど、とてもリアルな絵のことです。
上田さんは東京芸術大学で絵を学びました。1970年ごろから、写実表現(現実をそのまま描こうとする作品)を作るようになりました。たくさんの作品を作って、大学の先生にもなりました。
上田さんは年をとってから認知症になったそうです。認知症とは、年をとった人がなりやすい病気です。何かを新しく覚えたり考えたりすることが難しくなりますが、その中でも上田さんはいろいろな絵を描いたり、個展を開いたりして活動していました。
これはアルファサードが朝日新聞の記事をやさしい日本語に言い換えた記事です。
記事の画像について
記事の画像は上田さんの作品「ジェリーにスプーンC」です。埼玉県立近代美術館にあります。