「京たけのこ」についてのニュースです。虫が増えたせいで、タケノコ(春に生える、竹の芽のこと)の数が減っています。
「京たけのこ」は、乙訓地域(京都府長岡京市など)で有名な食べ物です。白くて柔らかい、おいしいタケノコです。
2023年の秋くらいから、外来種の虫「シナチクノメイガ」などが増えました。竹の若い葉を虫が食べて、たくさんの竹が枯れてしまいました。
京都府は竹と虫を調べて、2024年の7月に「シナチクノメイガのせいでタケノコが減った」と認めました。2025年9月には、シナチクノメイガに特別な殺虫剤(虫を殺すための薬)を使ってよいことにしました。
京都府は、林野庁、大阪府、JAなどと協力して「京たけのこ」を守ろうとしています。
「小川食品工業」はタケノコを加工する仕事をしている会社です。小川食品工業の社長は「昭和2年から続く家業(家で続けてきた仕事)。何とか続けたいが、3年不作(数が減ること)が続けば本当に厳しい」と話しています。
これはアルファサードが朝日新聞の記事をやさしい日本語に言い換えた記事です。
「外来種」とは何ですか?
「外来種」とは、もともとその地域(場所)にいなかった生き物のことです。人間が、ほかの地域から生き物や卵、植物の種などを運ぶせいで「外来種」が増えることがあります。
もともといた動物や植物が食べられてしまったり、数が減ったりすることが問題になっています。
これはアルファサードで独自に調査・確認した解説です。