12月16日(火曜日)、 気象庁 は 大雨 などの注意報や警報を整理した、新しい「防災気象情報」を発表しました。2026年の5月下旬から新しくします。
「河川氾濫」「大雨」「土砂 災害 」「高潮」の危険になった時に出す「特別警報」や「警報」について、危険度(どのくらい危ないか)によって1~5のレベルにあてはめて、名前といっしょに伝えます。
ことばの意味
- 河川氾濫:川の水があふれること
- 大雨:雨がとてもたくさん降ること
- 土砂災害:山や崖の土砂がくずれたり、水とまざって流れたりすること
- 高潮:海の水面がとても高くなって、町に流れ込んだりすること
これまでの防災気象情報には「特別警報」「警報」「注意報」などがありました。しかし、危険度のレベルと名前が合っていませんでした。そこで、それぞれの災害で「特別警報」をレベル5にし、レベル2の「注意報」まで4段階にします。「特別警報」と「警報」の間にはレベル4の「危険警報」を新しく作りました。警報と同じくらいの現象が5日後までに予想される「早期注意情報」をレベル1としました。
警戒レベルの意味
- レベル5「特別警報」:命の危険があるため、すぐに安全を確保する
- レベル4「危険警報」:全員危険な場所から逃げる
- レベル3「警報」:逃げるのに時間のかかる人は早めに逃げる、それ以外の人も逃げる準備をする
- レベル2「注意報」:どうやって逃げるかを確認する(どの道でどこへ逃げるか、いつ逃げるかなど)
- レベル1「早期注意情報」:災害に対して心の準備をする
※数字が大きいほど危険。「レベル5」がいちばん危険です。
また、これまであった「 洪水 警報」や「洪水注意報」は「氾濫警報」などにしました。防災気象情報の名前からは「洪水」の文字がなくなります。
これはアルファサードが朝日新聞の記事をやさしい日本語に言い換えた記事です。