東京都 渋谷区は、2026年4月から区の中で営業しているコンビニやカフェなどの一部の店に、ゴミ箱を置くことを義務(ルール)にします。渋谷区の長谷部健区長は、12月18日(木曜日)の記者会見で、「ポイ捨てゴミ対策を抜本的に見直す(考え直す)」と話しました。
もし店がルールを守らなかったときは、区が店を注意したり、ゴミ箱を置くように命令したりします。それでも守らないと、店は最大5万円のお金を払うことになります。
区によると、店にゴミ箱を置くことを義務にするのは、東京都では はじめてです。全国でも とても めずらしいことです。
ルールの対象になるのは、渋谷・原宿・恵比寿の3つの駅のまわりで、食べ物や飲み物を売ったり、持ち帰りの商品を出したりしている店です。渋谷区の調査で、特にゴミのポイ捨て(道にゴミを捨てること)が多い場所です。店は、「出入り口付近」にゴミ箱を準備しなくてはいけません。
くわしい場所や店の種類などは、これから決まります。過料(ルールを守らなかったときに払うお金)は、2026年6月から始まる予定です。
渋谷区は、渋谷区が準備するゴミ箱は増やしません。渋谷区は「区外からの来街者が多く、区民が費用を負担するのは不適切(渋谷区の外から街へ来る人が多いので、渋谷区民がゴミ箱のお金を出すのはよくない)」「商品を売る店にゴミの責任がある」と考えています。
商店街などが公共の場所(みんなが使う場所)にゴミ箱を置くときは、渋谷区も手伝うと言っています。
これはアルファサードが朝日新聞の記事をやさしい日本語に言い換えた記事です。