10月24日(金曜日)の朝、 秋田県 横手市の民家(人が住んでいる家)の近くにツキノワグマが出て、捕まりました。この クマ は、今年の6月に 山形県 酒田市の寺で捕まったクマでした。
酒田市によると、クマは6月3日(火曜日)に若竹町の寺の床下にいました。酒田市は、クマを捕まえるための「箱わな」を置きました。6月9日(月曜日)に、クマを麻酔(薬)で眠らせて捕まえました。酒田市は、クマを山に返しました。
10月24日(金曜日)の朝、同じクマが秋田県横手市にあらわれました。クマが民家の小屋に入るところを見た人がいました。横手市はクマを追いかけて、3時間後に猟友会がクマを捕まえました。けがをした人はいませんでした。
クマの耳には「タグ」が付いていました。これは、酒田市がクマを捕まえたときにつけたものでした。そのタグがあったので、秋田県で出たクマと山形県のクマが同じだということがわかりました。
酒田市の平井雅史さんは「山の生息エリア(クマが生活する場所)で暮らしてもらえればと願ったが、人里(人が住んでいる場所)に下りてきてしまい、残念です。思い通りにいかないことを改めて感じさせられた」と話しました。
これはアルファサードが朝日新聞の記事をやさしい日本語に言い換えた記事です。