日本のいろいろな場所で、 外国人 の「防災リーダー」を育てる活動が広がっています。 地震 などの 災害 のときに、地域に住んでいる人を助けることができる外国人を増やしたいと思っています。
ネパールから日本に来たドゥワディ・バワニさんの話です。バワニさんは、 宮城県 の仙台市に住んでいます。12月8日(月曜日)の夜、 青森県 の近くで地震がありました。バワニさんは、仙台観光国際協会から頼まれて、地震や 津波 についての情報をネパール語に直しました。バワニさんの文章は、仙台観光国際協会のホームページにのりました。バワニさんは、自分の SNS でも地震の情報を伝えました。
バワニさんは、2007年から日本に住んでいます。2011年3月の大きな地震「東日本大震災」のときは、買い物をしているときに地震にあいました。バワニさんは、地震の後、子どもの小学校で2日間生活しました。バワニさんは「地震が起きても、どうすればよいかわからなかった」と話しました。
バワニさんは、ほかのネパール人にも地震の情報を伝えたいと思ったので、防災について学びました。そして「せんだい外国人防災リーダー」になりました。「せんだい外国人防災リーダー」は、仙台観光国際協会が2020年から始めた活動です。外国人が、地震の情報を外国語で伝えることや、避難所の手伝いのしかたなどを学びます。これまでに、57人が防災リーダーになりました。
バワニさんは、「せんだい外国人防災リーダー」になってから、自分が住んでいる町の人と話すことが増えました。あいさつをしたり、そうじや地域の集まりに参加したりしています。町内会の役員の仕事もしました。バワニさんは、防災リーダーの役割(仕事)があるから、地域(の人や活動)にもっと関わろうと思うようになった、と話しました。
これはアルファサードが朝日新聞の記事をやさしい日本語に言い換えた記事です。