12月8日(月曜日)の 地震 が起こった後、はじめての「後発地震注意情報」が出ました。この「 北海道 ・三陸沖後発地震注意情報」について東京大大学院総合防災情報研究センターがインターネットを使って調査をしました。
注意報が出ている地域で、情報を見たり聞いたりした人のうち、約20%の人が「特に何も行動をとらなかった」と回答しました。防災行動( 災害 から、命をまもる行動)をしなかった人がいたことがわかりました。
調査した専門家は、「『普段通りの生活を続ける』というメッセージが先行して伝わり、行動につながらないのは課題だ(ふだんどおりの生活を続けると聞いたので、何もしなかったことは問題だ)」と言います。
調査は12月10日(水曜日)~12月11日(木曜日)に行いました。
20~69歳の9400人から回答をもらいました。対象の地域に住んでいる回答者646人のうち、約60%の人は今回の発表を見たり聞いたりする前は、注意情報を「知らなかった」と答えました。約40%の人は今回の発表を見たり聞いたりしても、自分の住む地域が対象だということがわかっていませんでした。74.8%の人は注意情報の発表を「見聞きした(見たり聞いたりした)」と回答しました。
自治体などは家具の固定(動かないようにすること)や逃げる道路の確認などを呼びかけました。
そのほかの回答
- 「水や食べるものなどの備蓄(そなえ)を確認した」のは27.7%の人でした。
- 「家具の転倒防止(倒れないようにすること)を確認した」のは16.1%の人でした。
- 「家族との連絡方法を確認した」のは11.4%の人でした。
実際に行動した人はあまりいなかったことがわかります。
これはアルファサードが朝日新聞の記事をやさしい日本語に言い換えた記事です。